人間ドック、コンサート

日帰り人間ドック受診。去年と同じ病院だが、開始時間が少し遅くなったような気がする。検査をしてくれた人も若返っているような印象。そういえば、骨密度検査もなくなっていた。胸部 X 線、腹部エコー検査、心電図、その他の後、今日はバリウム。例の白い液体をごくごくと飲んで、水平になった台の上で腹ばいから仰向けに2回転したり、台が傾いて、足の方が上に上がっていく際に、両手で手すりをつかんでこらえたりとか、いつもながらフィジカルな検査であった。(いつかできなくなる時がくるのだろうか?)問診では、右踵の痛みが引かないことを力説してみたが、相手にしてもらえなかった。専門が違えばどうしようもないのであろう。終了後、病院内の小さな食堂で寿司ランチ。ちょっと前には握りもあったような気がしたが、今日は助六だけであるな。(ま、いいのだが...。)

・・・

夕方、同僚にすすめられて、クラシックのコンサートへ。演目は現代音楽で、近郊の大学で教えておられる先生他が作曲された新作ばかりを集めたもの。会場へ行き、入り口付近に座ったら、別の同僚も後から来られ、いっしょに聞く。ステージに近いからか、あるいは、ホールそのものがそれほど大きくないためか、パーカッションに迫力があり、それは楽しめたが、ステージ正面ではなかったせいか、少し音の聞こえ方がおかしいような気がした。クラシックのコンサートにそれほど行くわけではないので、こちらの耳がおかしいのだろうという気もするが、休憩の後、正面の2階席に場所を変えたら、音が落ち着いたような気がした。曲も違うわけだし、素人のおまえに何がわかると言われれば、反論できないが、演奏を楽しむには正面2階席の方がよい席であるように思われた。さそってくれた同僚は、曲と曲の合間にステージの袖に立って、作曲者に話を聞きつつ、進行役を務めていた。現代音楽を説明もなしに次から次へと演奏していくだけのコンサートだと少々しんどいかもしれないので、これはとても有益であった。個人的には、ストラヴィンスキーとか武満徹シェーンベルク?)などのことを思いつつ演奏を聞いた。ところどころ映画音楽的要素もあるようで、意図されていたのかどうかわからないが、交響曲にはヒッチコックの『サイコ』を思わせるフレーズもあった。演奏はなかなか達者であるように思った。(これも素人の感想だが。)ハープ協奏曲、サキソフォン協奏曲なるものを初めて聞いたが、前者のハープ演奏はなかなかおもしろかった。後者はソプラノ・サキソフォンという楽器が使われたが、そういう楽器があること自体知らなかった。勉強になった。