『亡命知識人たちのアメリカ』

調子イマイチなれど、出張先ホテル予約、その他。夜はムガル・パレスにて。珍しく空いていた。

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亡命知識人たちのアメリカ

亡命知識人たちのアメリカ

なかなか時間が取れないが、少しずつ読んでいるところ。「「政治的に疑わしい過去を持つか、非アーリア系の先祖を持つ官吏を公職から追放する」というこのヒトラーの法律は、国家公務員である大学の教員にも適用された」(21)。ナチスによる学者追放は、「かつてはアメリカを含めた世界の羨望の的だった豊かな学問的土壌を荒廃させてしまうことになるのである」(23)。といったあたりからメモしていく。「亡命外国人学者緊急援助委員会」、ロックフェラー財団、ニュースクール、コロンビア(フランクフルト・スクール)などが亡命学者受け入れに際して果たした役割のこと、ブラックマウンテンや南部の黒人大学との関係のことなど、学ぶこと多し。おすすめ本。(目次はここ。)