アメ文中部支部大会
朝、徒労感にも負けず投票。それから中京まで送ってもらい、アメ文中部支部大会。午前は研究発表2件、午後はシンポと特別講演(プログラムはここ)。研究発表はベテランと中堅の先生によるもの。情報量が多く、勉強になる。ただし、ベテランの先生は(こちらがご本人の匿名ブログを読んでいるということもあって)何か出し惜しみをしているのではといったことを思う。話は面白いが、まだまだいろいろネタを隠し持っておられるに違いない。もともと、時間をかけてしっかりしたリサーチをされ、その成果を本の形で発表されるスタイルの先生なので、学務も大変そうではあるが、そうした形での成果発表がきっとなされるに違いない。中堅の先生は研究休暇の成果発表。観劇その他に関する情報をあれこれメモ。ヨハンセンのマギー、抑制的な演技だったということだが、やはり見てみたい。この作品もしかし映画版のイメージが強いので、別のキャストによるパフォーマンスを見たい。
総会、昼食(近くの寺の市のせいかどこも混み合っていた――結局ポップコーン)の後、午後最初のプログラムはシンポジアム。内容が盛りだくさんで、また、理論がらみとなるとやはり難しいので、簡単に消化できないように感じたが、近年の小説についてのシンポは意義がある。また論文の形で読ませてほしいもの。特別講演は、ハンク・ウィリアムズとノーラ・ジョーンズそれぞれによるソング(歌よりも適切な表現だとのこと)の構造分析。こうした分析を聞くのは実は初めてだったので、勉強になった。採譜はとてもできないが、トレーニングを受けたらできるようになるのだろうか。歌詞以外の要素について論じる術も会得したいもの。
終了後、ベトナム料理店「トゥアン」にて懇親会。立食。以前に比べて、ずいぶん美味になったように感じる。ベテランから若い人まで、賑やかな会になってよかった。2次会は「ウェスト・ヴァリー」。ここも昔よく来た店。特別講演講師の先生から最初の赴任地のことなどをいろいろと伺う。「冷たい心」はジョーンズよりもウィリアムズの方がお好きであるようだった。(こちらも同じ。)先生をお送りした後、3次会。焼酎をちびりちびりやりながら、学会四方山話など。タクシーにて帰宅。皆さん、お疲れさまでした。
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