"Zelig"

2限、今日の教材は Rosenblatt という人の短編小説。The Best American Short Stories of the Century に収録されているものだが、作者はあまり知られていない人である模様。19世紀末から20世紀初頭にかけてのユダヤ人移民について学ぶにはよいだろう。Woody Allen 映画のタイトルとの関連も気になるところ。

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ドアに設置していたプラスティック製のかごが床に落ちて割れてしまったので、新しいものを買うべく生協へ行ったが、商品の名称がわからず。調べたら、マグネットバスケットでよいらしい。

散歩

雲ひとつない秋晴れ。夕方、久しぶりに歩いてみるかということになり、平和公園をめざす。東京で少々歩いたせいか、腰痛がまたちょっとひどくなったので、コルセットを締めて、ゆるゆるとスタート。少し歩いたら慣れてきて、痛みはあまり苦にならなくなった。キャンパスを抜け、東山公園前のスーパーに寄り、新池口からゆるい坂をのぼる。萩など秋の草を眺めながらゆっくりと歩く。走っている人、歩いている人も多い。皆さん、健康そうである。坂を登り切ったあたりで左手へくだっていく道だが、今日は腰のこともあるので、予定を変更して右手の急坂をくだって星ヶ丘へ出る。坂を下り、交差点を渡り、靴屋の前に出たら吸い込まれた。急に思い立ったことだが、あれこれ履いてみて、結局またスリッポンを購入。それから三越の催事場でやっていた北海道大物産展へ。「初代」という店が出店していたので、贅沢味噌ラーメンを食す。これでウォーキングの減量効果は失せたに違いないが、美味であった。

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デパート→量販店/コンビニ→ネット通販という流れは民主的・アメリカ的平準化とみなせるのだろうか? これもエントロピーと関係があるのだろうか、といったことを歩きながら考えた。

帰宅

ホテルで朝食をとった後、チェックアウト。岩本町まで歩いたが、また途中で道に迷いそうになる。そのため、予定していた時間の地下鉄には乗れず、次の列車に乗る。予定通り、九段下で乗り換えて渋谷へ。渋谷駅は極めてわかりにくいので、早めに駅員に出口を聞く。番号を聞いたので、その番号を目指して地下を歩き、それから地上へ。地上では右へ行ってよいのか左へ行ってよいのかわからないので、受験関係(お受験)の催しの案内をしていた人に実践女子大はどっちですかと聞くと、あっちだというので、そちらに向かって歩いて行く。受験関係の催しに参加する人たちは大きなビルに吸い込まれていった。そのビルを通り過ぎたあたりに大学キャンパスあり。総会に出て、特別講演を拝聴。ワークショップは失礼して、近くのカフェで昼食をとり(↓)、それからまた会場へ戻って、シンポジウムを聞く。今回は第1次大戦関係のものを聞いたが、満席だった。終了後、また渋谷まで歩き、品川に出て、新幹線に乗って名古屋へ。Kitte でインド料理を食べてから帰宅。今回の東京行きはなかなか疲れた。準備にあたられた先生方はもっと疲れておいでであろう。よい大会でした。お世話になり、ありがとうございました。

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アメ文全国大会

朝、チェックアウト後、近くにあったシャノワールという喫茶店でモーニングを食す。シャノワールは昔駒込にあったのを思い出した。ここは仕事もできるよい店である。それから、移動して表参道へ。今日は日差しのまぶしい暑い日。まだ時間があったので、大学近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、あれこれ準備を、と思っていたら、東北から参加する会員から、列車が動かないので遅れそうである旨連絡があった。本部にも連絡したということだったが、ちょっと心配なので、本人に電話してみたところ、列車は動き出したとのこと。結局発表にも間に合ったと後で聞いた。喫茶店フェアトレードのコーヒーを出す店なのか、ブラジルのコーヒーが2杯分出てきて750円だった。高いように思ったが、表参道で2杯ならこんなものなのか。それから昨日教えてもらった大学脇の道をてくてく歩いていく。すぐ前を学会関係者らしき人が歩いているので、その後をついていく。六本木通りに出て左へ曲がり、横断歩道を渡る、とその人が入っていったビルは島根県に関係するらしい大学とは関係のない建物だった。どうやら学会関係者ではなかったらしい。またしてもどじなことである。バス停でバスを待っている人に尋ねたら、大学キャンパスは反対方向にあるトンネル(高架下)を抜けるとすぐだという。たいへん親切に道を教えていただき、ありがとうございました。教えてもらった通り歩いていくと、実践女子大の立派なビルがそびえていた。

開会式、学長挨拶、新人賞・学会賞授与を経て、発表開始。今日はまじめに4件の発表を拝聴(→ プログラム)。若い人たちが最近あまり扱われていない作家や詩人のテクストをとりあげて論じており、こちらにも勉強になった。(ベテランの意欲的発表ももちろん勉強になる。)発表終了後、最上階へ移動して懇親会。料理も飲み物もふんだんにあり、これを堪能。皆さんにご挨拶するとともに、情報交換にもいそしむ。これまでと違うのは、いつも一緒になる先生方の姿が見えないこと。定年退職された先生方で大会に参加されなかった方々がおられた模様。知人の体調不良の話も耳にする。まあ、こちらも遅かれ早かれ同じ道を歩むのであろう。数年先、どうしているだろう、などつらつら考えた。

今回は腰痛もあり、疲れもあるので、懇親会後、失礼してホテルへ。渋谷まで歩いたのはよいが、地下通路で道に迷い(あるいは、正しい道を辿ったが、それがくねくねと長かったというだけだったのか?よくわからず)、ずいぶん歩いて地下鉄に乗る。路線案内によると、ホテルの最寄駅はいくつかあり、そのひとつであった東日本橋駅で降りたが、そこからホテルまでの道はまったくわからず。駅構内の案内も途中で出口がわからなくなって、うろうろ。ようやく地上に出たが、自分がどこにいるのかわからない。仕方がないので、コンビニに入って店員に尋ねると、これまた親切に教えてくれた。ホテルは思ったよりも遠くにあった。やはり事前に調べて、一番近い駅で降りるべきだった。腰も痛いが、そんなことも言っていられないので、重い荷物をかついで、汗びっしょりになって歩く。しばらくしてホテルのネオンサインが見えてきた。苦労してたどり着いたホテルは、アメリカ資本なのだろうか、よいホテルであった。誰かがキャンセルしたために宿泊できたのだろうが、前日とほぼ同じ値段であるにもかかわらず、部屋の仕様はずいぶんと違っていた。風呂に入り、「まんぷく」を見て就寝。

東京へ

午前の授業を終えてから学会へ向かうことにしていたが、チケットの予約をしていなかったので、1限終了後に購入。2限終了後、念のためにと思って宿泊予定のホテルに電話してみたら、予約はできていないという。5日、6日ではなく、25日、26日の予約が入っているという。パソコン操作を誤ったのだろうか? あるいは単なる勘違いか? 慌てて、今日は空きがありますかと聞いたら、あるというので、割高だったが予約。土曜日はと聞くと、あいにく満室でございますというので、電話を切った後、急遽検索して別のホテルを予約。2泊なのに、2日目は荷物を全部持って移動である。(とはいえ、当日、前日にホテル予約ができたことを幸運と考えるべきなのかもしれない。)ネットの路線案内は、新幹線で品川まで行き、そこから横須賀線で新橋へ行き、地下鉄に乗り換えて表参道へ行けということだったので、そうするつもりだったが、地下鉄でなぜか外苑前で降りてしまい、雨の中を一駅分余分に歩くことになった。腰も痛いのに、愚かなことをしたものである。しかしそれ以外は問題なく、時間ぎりぎりになったが会場へ着いた。会議と懇親会。研究打ち合わせもできた。懇親会終了後、地下鉄に乗って渋谷へ。そこから田園都市線に乗って三軒茶屋へ。また方角がわからなくなったが、地図を見て、こっちだろうと見当をつけて歩いたら、ホテルがあった。どじ続きで大変な一日となったが、ともかく宿にはたどり着いた。

The White Album

ビートルズの『ホワイト・アルバム』は高校の時、友人が買ったのを借りてきて聴いたのだが、途中に傷があり(あるいは傷がついて)同じ箇所を繰り返した。たしか ”Dear Prudence” のところではなかったか。(あるいは、"Martha My Dear" のところだっただろうか? いまプレーヤーがないので確認できない。)新品同然のレコードを借りてきて、こちらが傷をつけてしまい、申し訳ないので、新品を買ってそちらを返し、借りた傷のあるレコードの方を自分のものとしたのであった。しかし、ネットを見ていて思ったが、もしかすると、そのレコードには出荷時に傷がついていたののだろうか。もしかすると、買って返した新品にも傷がついていたのかもしれない。そのあたりを友人と話したかどうかすらすっかり忘れてしまったし、今となってはもうどうでもよいのだが(結局、二人で1枚ずつ買ったということになる)、傷のところにさしかかるとプレーヤーの針をちょっと持ち上げて、先へ進めたりしたのであった。それはそれで懐かしい。

授業開始

会議、面談いくつかの日。後期授業も始まった。今日の授業は教職の授業でもあるということで、前期よりも受講者が少し多かった。腰痛は少しずつよくなっているような気もするが、なかなか治らない。