Yale へ

今日は急ぐので、ホテルの1階に店を構えているデリでコーヒーとクロワッサンを買い、部屋で朝食。それからタクシーで Grand Central へ。急いでチケットを買い、ホームまで走って(走れた …)列車に飛び乗る。ホームがどこかわからず焦ったが、なんとか発見、乗車。近くに中国人らしき家族が乗ってきて、お母さんらしき人が New Haven 行きかと聞いてくる。こちらも確信がなかったので、後ろに座っている人に聞いて確認。YES。2時間、本を読んで行くつもりだったが、列車は揺れるし、車内は異様に寒いのでーー19世紀に冷凍貨車が開発されたことを思い出したーーあきらめて、凍えながら窓外を眺める。ちょうど20年前にもこの列車に乗ったので、いくつかの駅名には聞き覚えがある。Stamford とか Bridgeport とか。この辺では大きめの町なのだと思うが。コネティカットに入ると見えてくる海岸や川を眺めていると心が和む。

ニューヘイヴン駅は思ったよりも整備されていて、こちらの記憶違いかもしれないが、昔来た時とはちょっと違うような気がする。帰りの列車の時間を確認し、市内のマップを入手して歩き出す。駅周辺は人気がなくて、毎日歩きたくなるような道ではないが、20年前と同じく、何度か道を曲がり、公園を抜けて、Yale の Beinecke 図書館へ。前もって利用登録をしておいたが、改めて説明を受ける。リーディング・ルームにはジャケットもメガネケースも持ち込めない。室内は過剰と思われるほど冷房が効いていて、ジャケットなしだとつらい。しかし、見せてもらった資料は予想以上に面白く、来たかいがあった。分量も予想を越えるもので、もっと早くに見に来るべきだったと感じる。海外の研究者がすでに様々な研究成果を出していて、そこで言われていることが今よくわかったという事例もあった。ともかく、今日は昼食も休憩なしで、できるだけのことをする。しかし、体が凍りつく前に退散。帰りもまた駅まで歩き、少し待ってまたメトロノースに乗り、ニューヨークへ。かなり足が痛いが、グランドセントラルからがんばって歩いてホテルへ。